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HRIDAYA YOGA フリダヤヨガ

フリダヤヨガとは、

現実的なハタヨガによって神聖なヨガの恩恵を現代社会の中で受け取る方法のことです。

フリダヤはサンスクリット語で「魂」を意味します。HRIが「与えること」DAが「受け取ること」、YA(yam)は「バランス」のことであり、文字通りの意味は、「与えることと受け取ることのバランスがとれている状態」のことを指します。それはまさに、吐く息で与え、吸う息で受け取る完全なるバランスで生命を支える呼吸のことでもあり、フリダヤヨガは呼吸(ハタヨガ)によって魂(生命の完全なるバランス)を理解するヨガを意味します。

 

 

皆さんが通常「ヨガスタジオ」などでレッスンに参加する時、色々な種類のヨガを選ぶことができると思いますが、それらの原点は「ハタヨガ」という流派で、現代ヨガの父「クリシュナマチャリア」からその指導が引き継がれていると言われています。そしてアメリカの「マークウィットウェル」という人がYOGAの伝統に忠実に、且つ忙しい現代人でも自宅で練習を継続できるように「ハートオブヨガ」という練習方法を考案しました。YOGAは呼吸を心地よく味わう=生きることそのものである、ということだけを忘れなければ、誰もがその生活の中にYOGAのメソッドを取り入れその命を慈しむことができるというものです。

私はこの自宅練習法を芥川舞子先生に教えていただき、継続しています。​現在、芥川舞子先生は「ハートオブヨガ」のシークエンスをベースに「フリダヤヨガ」という流派を創設し、フリダヤヨガスクールを主宰しています。私もこちらで学び舞子先生に見守られているからこそ自分の練習を実践することができていて、YOGAからの教えを受けるとともに、教えることもまた、喜びとともに実現しています。

私が先生から教わったのは、毎日自分の体調や生活に合わせて続けられる自宅練習方法でした。そしてそれは毎日を生きる事そのものなのだと、練習の体現から気づきました。私がヨガを始めたきっかけは「父親の死」でありましたが、この練習を続けながら「呼吸」を味わい、体内で再生と破壊が繰り返されることを実感できました。毎日自分に合わせた練習を行うと、そのあとには心なしか呼吸がしやすくなっている。からだの調子や気持ちが整い、1日のスタートを切るエネルギーが湧いてくる感覚です。

今、YOGAとは何かをとてもシンプルにとらえることができて、私自身がとても楽(何かを感覚的に捉えたり受け止めたりしやすい状態)になっています。この情報社会で生きていると、色々なことがMIXされて、何が始まりか何のためなのか、果たして本当なのかさえ判断に困ることがあります。それでも自分を信じていくことができれば、きっと自分に合った生き方や幸せがみつかるはずです。そのための練習が必要であると、私は練習を通して学びました。ヨガ哲学の本に書いてあることは、その文字を頭で理解するよりも、本来先生方からひとりの生徒に向けて個別の練習を指導する中で対話しながら教えられて来たそうです。

ヨガは数千年も前、ヒンドゥー教のはじまりよりも以前からあったとされる、先人たちの生きる知恵そのもの。それは今では世界中で形を変えて広まっていますが、その原点は普遍です。命を大切にして、自然のエネルギーに導かれ健康や愛情、人間関係をはぐくむ人生でありたいと願うこと。どんな人であろうと、そのために「呼吸」が大切であることは変わりません。

この伝統的な練習は、アーサナ・呼吸法・瞑想の順で行います。いくつかの呼吸法やマントラ(真言)も呼吸を味わう手法のひとつとして取り入れることができます。レッスンではマントラをメロディーに乗せて歌のようにしてお届けしますので、体内に響き癒しを感じることがあるかもしれません。是非、呼吸のためのYOGAを体感しに来てください。

お会いできることを楽しみにしています。

​主宰講師 西村 佳織

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